【中学受験】算数が苦手な筆者が偏差値を15上げるためにした2つのこと

中学受験

「中学受験」は子供だけでなく、親御さんの協力なくしては成功できない受験です。特に算数に関しては「中学受験の算数は難しすぎる」という声もちらほら。このままでいいのだろうかという不安も多いと思われます。

しかし、中学受験の算数は勉強のやり方さえ間違えなければ必ず成績は伸びます!私も算数は大の苦手だったのですが、偏差値を15伸ばし、第一志望の中学校に合格することができました。

今回は私が当時やっていた算数勉強法を紹介していきます!

子供の中学受験を応援したいけど、私も中学受験は初めてだからどんな勉強をさせたら良いかよく分からない、、

周りに中学受験する家族も多くないし、、、

りめる
りめる

それでは今回は私が実際に中学受験をして、偏差値45から65の中学に受かった勉強法を説明します!

  1. 塾は入っておいた方がいいの?
  2. 個別にするべき?集団にするべき?
  3. やったこと①「毎日計算問題の対策」
    1. 計算問題の勉強法は?
      1. 中学入試計算名人免許皆伝―計算問題が速く確実に解けるようになる本(東京出版)
      2. 中学入試 実力突破 算数計算と一行問題【基本編】:偏差値55を超える! (受験研究社)
      3. 中学入試 でる順過去問 計算 合格への920問  四訂版 (中学入試でる順)(旺文社)
        1. POINT「継続は力なり!」
  4. やったこと②「とにかく反復学習」
    1. 1,自分はどの単元が苦手なのかを把握する
      1. 【POINT】「模試」を生かそう!
    2. 2,苦手な部分を教科書で確認し、問題を大量に解く
      1. 「文章問題」のおすすめ問題集
        1. 中学入試でる順過去問/算数文章題合格への368問(中学入試でる順)(旺文社)
        2. 中学入試算数のつまずきを基礎からしっかり[文章題](学習研究社)
        3. 算数ベストチェック(日能研ブックス チェックシリーズ)(日能研教務部)
      2. 「図形問題」のおすすめ問題集
        1. 図形プリント 平面図形・立体図形 (陰山英男の完全習熟シリーズ) [ 陰山英男 ]
        2. 中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 算数・図形問題 (★『西村則康先生の本』) [ 西村 則康 ]
        3. 中学入試でる順過去問図形 合格への307問 (三訂版)(旺文社)
          1. 【POINT】「基礎」を大事に!「難問」はそこまで気にしない!
  5. まとめ

塾は入っておいた方がいいの?

「塾には入れなくていいの?」と考える方も多いかと思います。結論から申し上げると、

塾には入った方が良いです。

私自身、受験生の頃は「市進学院」に通っていました。当時は先生にも恵まれ、とても良い環境で受験勉強をすることができました。

しかし、やはり勉強内容は難しいです。志望校にもよるとはいえ、中学受験で取り扱う問題の難易度は学校で習う内容だけでは到底太刀打ちできないと思います。

特に算数は学校の授業とは別物に感じました。また、後述しますが、勉強する際に沢山の問題を解く必要があります。塾に入っておらず、市販の参考書だけでは解ける問題量に限界があります。沢山の問題演習を積むためにも、塾には入っておいた方が良いと考えています。

実際、私自身は今考えても塾なしで受験を乗り越えられるビジョンは浮かびません。

今では算数専門の中学受験塾もありますので、よろしければ併せてチェックしてください!

個別にするべき?集団にするべき?

結論から言うと、個別指導塾の方が中学受験には合っているのではないかと思います。

まだ勉強の習慣も、自分に合う勉強法も確立されていない小学生には、細かいところまで先生の目が行き届く個別指導の方が合っていると思っています。ただ、こればかりは人それぞれですので、自分に合うと思う塾を選ぶのが一番です!

オンライン家庭教師についての記事もありますので、こちらからどうぞ!

やったこと①「毎日計算問題の対策」

私は、小学6年生になってからは毎日計算問題を解くようにしてました。

中学受験の算数においてまず重要になってくるのが「計算問題」です。

中学受験に限らず、受験は「1点」が合否を左右する世界です。その中で、ある程度手軽に得点できる計算問題は絶対に落としたくありません。学校によっては20点ほどを計算問題の配点にしている所もあります。馬鹿にできませんよね。

計算問題の勉強法は?

塾に入塾しているのであれば、基本的に支給されるテキストをしっかりこなせば問題はありません。毎日やるよう指示する塾も少なくないと思います。

しかし、塾に入っていなかったり、塾に入っていても計算問題のテキストが不十分だという方はそういう訳にもいきませんよね。

そこで、おススメの参考書をいくつかご紹介しておきます。

中学入試計算名人免許皆伝―計算問題が速く確実に解けるようになる本(東京出版)


こちらは基礎的な計算の仕方が分かっているという受験生にお勧めの参考書です。

レベル別に分けられているので段階的に上達させていくことができますし、4セットほど練習問題もありますので、自分の計算スピードを把握することにも役立ちます。

中学入試 実力突破 算数計算と一行問題【基本編】:偏差値55を超える! (受験研究社)


こちらはまだ基礎が固まり切っていないという受験生にお勧めの参考書です。

こちらは計算問題だけでなく、図形問題、一行問題も収録されていますので、中学受験に必要な基礎力を総合的に高めることができます。ただ、計算問題だけを解いていきたいという方には向かないかも知れません。

中学入試 でる順過去問 計算 合格への920問  四訂版 (中学入試でる順)(旺文社)


こちらは基礎も固まり、骨のある問題にも取り組んでいきたいと考えている受験生にお勧めの一冊です。

問題数が920問と多く、より多くの問題演習をすることができます。また、実際の入試問題を解析して出やすい順番に出題されていますので、効率の良い勉強が可能です。

この問題集にしっかり取り組めば、中学受験の計算問題はこの一冊で完結させることができます。

POINT「継続は力なり!」

中学受験の計算問題の練習をする前に理解しておいて欲しいことがあります。それは、

「必ず毎日継続する」

ということです。前述しましたが、中学受験では1点の失点が命取りになります。計算問題では絶対に間違えたくありません。計算能力を上達させるためには毎日継続して問題を解くことによって、問題に慣れることが必要です。問題を解くことを習慣化して、毎日問題を解くことは当たり前という状態まで持っていけると良いですね。

やったこと②「とにかく反復学習」

計算問題を毎日やっていたことのほかにやっていたことは

「とにかく反復学習」
だけです。

え、それだけですか?

りめる
りめる

はい、本当にそれだけです。ただ、私も闇雲に反復学習していたわけではありません。具体的にどのように勉強していたのかを詳しく解説していきます!

1,自分はどの単元が苦手なのかを把握する

まず取り組んだことは「自分は何が苦手なのか」を把握することです。

勉強とは、苦手な部分を見つける。それをできるようにしていく。の繰り返しです。ですので、まずは自分が何を苦手としているのかを知ることが大事です。

塾に通っている人は授毎週の授業や、出された宿題をやっていく中で見つけていけば大丈夫です。

塾に通っていない人は参考書を解いていく中で、必ず丸付けをし、どの問題の正答率が低かったのかを可視化するようにしてください。受験生自身の感覚でも何が苦手かある程度分かると思いますが、問題ごとの正答率をデータとして可視化しておけば、受験生自身が気付けない苦手な部分を見つけることができます。

【POINT】「模試」を生かそう!

塾で行われる模試でも、個人で申し込む模試でも何でも構いません。模試は受験生の実力を測れる貴重な機会です。絶対に無駄にしないようにしましょう。

模試の結果が帰ってきたら必ず解き直しをしてください。その後、模試の結果をよく見て、どこができていなかったのかを必ず確認するようにしてください。そこがそのまま現時点での自分の弱点になります。

2,苦手な部分を教科書で確認し、問題を大量に解く

自分の弱点が分かったら、その弱点を克服するため、該当する単元を教科書で確認し、様々なパターンの問題を解きました。この教科書で確認してから、問題を解く。という流れがとても重要です。人間は知識をインプットした後に、アウトプットさせていくことで定着させていきます。ですので、教科書を読んで知識をインプットさせてから、問題を解くことによってアウトプットするという流れが成績を上げるうえで重要なんです!

今まで復習するときは教科書を見るだけだった、、、

そのあとに問題演習をすることが重要なんですね!

では、アウトプットに必要なおススメの問題集をいくつか挙げておきます。ただ、一言に弱点と言っても、いくつか分野がありますので、今回は「文章問題」と「図形問題」の二つの分野に分けて紹介していきます!

「文章問題」のおすすめ問題集

文章問題は解き方を知っていればすぐ解ける問題が多いです。

基礎固めをしっかりできる問題集を取り揃えてみました!

中学入試でる順過去問/算数文章題合格への368問(中学入試でる順)(旺文社)


この問題集は基礎固めに適した問題集と言えます。

近年の入試問題を分析し、頻出度の高い問題を順番に掲載していますので、効率の良い勉強が可能です。

また、線分図や面積図を使う問題は図の書き方から学ぶことができます。

中学入試算数のつまずきを基礎からしっかり[文章題](学習研究社)


つまずきやすい文章題の基礎的な問題を厳選しています。この一冊で文章問題の基本的な問題であれば網羅できます。

この参考書には図形問題なども含まれているので、文章問題以外の問題も解きたい方にもおすすめの一冊です。

算数ベストチェック(日能研ブックス チェックシリーズ)(日能研教務部)


この参考書は内容を計算問題・文章問題(特殊算)・図形問題の三つに分けており、ポイント毎にコンパクトにまとめた一冊です。

内容が分けられていることで、自分の苦手分野を把握しやすいため効率よく勉強することができます。しかし、文章問題(特殊算)だけを多く解きたいという方には向かないかもしれません。

「図形問題」のおすすめ問題集

図形問題も中学受験で頻出の分野です。

基礎固めや標準的な問題の演習をしっかりできる参考書をピックアップしています!

図形プリント 平面図形・立体図形 (陰山英男の完全習熟シリーズ) [ 陰山英男 ]


中学受験算数でよく出される基礎問題を多く収録した一冊です。

基礎問題にまだ自信が無い受験生におすすめの参考書です。受験に必須の問題ばかりですので、この参考書のレベルは必ず解けるようにしたいところです。

中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 算数・図形問題 (★『西村則康先生の本』) [ 西村 則康 ]


図形問題に関して解説がかなり詳しく記載されているおすすめの一冊です。標準的な問題が取り扱われているのですが、基礎が全くできていないといった方には少し難易度が高いかもしれません。

中学入試でる順過去問図形 合格への307問 (三訂版)(旺文社)


この参考書は最近の入試を解析し、頻出の問題が出る順でまとめられています。前半は「平面図形」、後半は「空間図形」がメインとなっています。

解説するページ(解法の説明・公式の紹介)と問題演習のページで分けられているので、この問題集一冊で図形問題の解き方から問題演習まで完結させることができます。

【POINT】「基礎」を大事に!「難問」はそこまで気にしない!

一つ気を付けてほしいのが、「難問に固執しない」ということです。難問に固執してしまうと、理解に時間がかかり、貴重な勉強時間を失ってしまいます。

また、超難関校を除いて中学受験問題は、大部分は基本問題で構成されています。いわゆる「難問」の配点はそこまで大きくないということです。さらに、難問を解ける受験生は少数なので、解けなかったとしても点数での差はつきにくいです。

つまり、難問に多くの時間を割く行為は実はコスパが悪いんです。そのため、問題の復習をするときは「基礎的な問題」に重点を置いて勉強するようにしましょう!

まとめ

私が中学受験のためにしていた勉強は、大まかにいうと

毎日計算問題を解くこと

自分の弱点の把握⇒弱点の部分の復習&問題演習

それだけです。この流れをしっかり継続することができれば、必ず成績を上げることができます。

ただ、レベルや分野の得意不得意は人それぞれです。参考書を選ぶ際は自分に合ったレベルのものをあ選ぶようにしましょう。

また、小学生が自分だけで勉強を継続するのは難しいです。その時には親御さんのサポートも必ず必要になります。子供のモチベーションを維持する、ルールを決めるなど、継続しやすいような環境作りをしてあげてください。

プロフィール
この記事を書いた人
りめる

都内の大学に通う大学2年生。
某大手塾で塾講師としてアルバイト中。
中学受験、大学受験ともに逆転合格しどちらも偏差値65以上の学校に入学。
その経験を活かし、受験生にお勧めの勉強法や教材など、学生にとって有益な情報を発信しています!

りめるをフォローする
中学受験算数
りめるをフォローする
学生のミカタ

コメント

タイトルとURLをコピーしました