「指定校推薦」
この制度を使っての受験を考えている方も多いのではないでしょうか。
指定校推薦が取れれば大抵の場合大学受験は年内に終わりますし
合格する人が大多数です。
受験生にとっては夢のような制度ですよね。
今回は指定校推薦に受かるための注意点、すべきことを紹介していきます!
指定校推薦とは?
まず指定校推薦とは、大学が定めた指定校(高校)に推薦枠を配り、
高校側は学内で推薦志願者の選考を行い、推薦枠分の生徒が受けることが出来る
推薦制度です。
また、原則指定校推薦で合格が決まった生徒は他の大学への入学はできません。
指定校推薦のスケジュール(高3生)
- 6月:大学の募集要項発表
- 7月:高3の期末テストが終了(「評定平均」が確定)
- 9~10月:校内選考
- 11月:出願
- 11~12月:選考
- 12月:合格発表・入学手続
大学と高校 双方のメリット
大学側
推薦枠分の生徒の入学が約束されるため、学費を徴収できる目処が立ち、
大学の運営を続けることが出来ます。
指定校推薦での不合格者が圧倒的に少ないのはこれが理由ですね。
大学側も大学の運営のために一定数の生徒の生徒を入学させる必要があるわけです。
高校側
大学から配られた推薦枠分の合格者が出せるわけですから、
当然、高校の合格実績は良いものになります。
また、指定校推薦の選考基準は学校内での態度や定期テストが大部分を占める為、
推薦を狙う生徒は校則を破ることはありませんし、定期テストを疎かにすることもありません。
よって、生徒に日常的に勉強する習慣を身に着けさせることが出来ます。
大学側にも高校側にもメリットがあるわけですね。
指定校推薦を取るために心がけること
指定校推薦の選考基準は大きく分けて以下の2つです。
- 定期テストでの点数
- 学校内での態度
この2つには特に注意しなければいけません。
定期テストでの点数
定期テストの点数はほとんどの場合「評定点」という分けられ方をします。
100~80点 評定5
79~60点 評定4
59~40点 評定3
ほとんどの高校ではこんな具合だと思います。
それぞれの学校のレベルにもよりますが、GMARCH以上の大学を目指すのであれば
平均評定4.5
は欲しいですね。
早慶の推薦が欲しいのであれば平均評定5を目指してください。
私自身、偏差値65ほどの高校に通っていましたが、
早慶に指定校で行った人は平均評定が最低でも4.6ありました。
かなり高いですよね。それでも運が良かったと言われています。
推薦の選考基準の9割はこの「評定点」が占めているといっても過言ではありません。
ですので、基本的には高い評定平均を取ることを第一として生活してください。
学校内での態度
これはそこまで注意する必要はありません。普通に生活すれば問題ないです。
ただ、一つだけ注意が必要なのが
校則違反
です。
これをしてしまうと一発で推薦の夢は潰えてしまいます。
私の知り合いにも評定平均5近く取っていた人がたった一回校則を破っただけで
推薦してもらうことが出来なくなっていました。
これから推薦を目指す人は注意してください。
+αでやっておいた方が良いこと
推薦枠というものは高校ごとに異なっているため、
自分が行きたい大学から推薦枠が配られていない可能性もあります。
高3になってから自分が行きたい大学の推薦枠がなかったことに気付くのは悲劇ですよね。
そうなることを防ぐためにも、情報収集はとても重要です。
まずは担任に自分の学校にはどの大学から推薦枠が配られているのか聞いてみるのが良いでしょう。
担任が気難しかったり、学校のルールとして教えられないといった場合は
先輩に聞くのが一番です。先輩なら先輩自身の受験期に、学校に届いている推薦枠を
見ているはずです。
推薦枠は毎年大きく変動するものではないので、先輩の年にあった推薦枠は
自分の年にもある確率が高いです。
そのことから、先輩からの情報収集は有益です。
最後に
推薦はとても魅力的な制度ですが、その為だけに勉強するのは危険です。
もし学内選考で勝てなかった場合定期テストの勉強をしていただけでは
大学受験に対応できません。
推薦の為の勉強をするのと同時進行で大学受験の勉強も進めていきましょう。
皆さんが良い結果を残せることを願っています。
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