高校・大学を受験するにあたって避けては通れないのが「英文法」の勉強です。
しかし、この分野を苦手とする方、勉強の仕方がわからない方もいるのではないでしょうか。そこで今回は自分が受験生だった頃に愛用していた文法・語法参考書NextStage(以下ネクステ)の使い方をそのままお教えします!
結論:文法・語法参考書はネクステ1冊でOK!
結論から言うと、受験に必要な文法参考書はネクステ一冊で大丈夫です!少なくとも、早慶レベルの大学であれば文法の知識に関して不足していると思うことはありませんでした。
よく文法教材を一周終えただけで別の教材に変えてしまう受験生がいますが、はっきり言って効果は薄いです。何冊も使って勉強したところで、全て中途半端になってしまうからです。
「ネクステ一冊を完璧に仕上げる。」
まずはそこに集中しましょう。
NextStage(ネクステ)の基本情報・構成
ネクステは、昔から受験生に愛され続けてきた受験生御用達の英文法・語法問題集です。
ネクステの構成としては、Part1からPart6まであり、
Part1 | 文法 |
Part2 | 語法 |
Part3 | イディオム |
Part4 | 会話表現 |
Part5 | 単語・語い |
Part6 | アクセント・発音 |
のように分けられています。基本的にPart1~3は必修で、それ以降は必要であればやるといったスタンスで大丈夫です。
ネクステの魅力・特徴
早慶レベルの大学合格に必要な文法情報がすべて網羅されている
当然と言えば当然なのですが、ネクステには早慶レベルであれば十分対応できる量の文法事項が記載されています。
Part3までで問題数は1244問あり、これは文法参考書の中でもトップクラスに多いです。それだけでなく、一問一問が様々な大学の過去問から引用されているので、重要な文法事項のみを扱っていることが分かります。
これら全ての問題をインプットできれば、入試の英文法・語法問題で困ることはほぼありません。
レベル
ネクステを完璧にできれば、
共通テスト、中堅大学であれば「差をつけるレベル」まで、難関大学では「合格ラインに到達できる」レベルまで到達できます。
ですので、レベルとしては中学、高校の基礎なら大体頭に入っている方がスタートするのが一番良いかと思われます。
勿論、様々な学力の生徒が使えるように工夫されているので、少し自信が無い方も、中学レベルの文法・語法の知識があれば心配する必要は無いです!
ネクステのおすすめの使い方
では、実際にネクステを使用していた私の経験を基に、ネクステのおすすめの使い方を紹介します!
1,とりあえずPart3まで一周やり切る(2週間)
まずは一周やり切りましょう。当たり前のことではあるのですが、これが案外大変です。
前述した通り、Part3まででも1244問あります。その問題すべてが大学の過去問なので、最初はかなり苦戦するはずです。ただ、分からなくても落ち込まずどんどん解き進めることが大事です。
後述しますが、何週も繰り返しやっていくので、段々と「やったことがあるぞ。」という問題が増えて楽になっていきます。最初は、完璧に理解しようとしなくて良いので頑張って一周やり切りましょう。
2,Part1文法を3周やる
次に、Part1の文法の部分を3周やります。途方もないように思えますが、3周目は意外とスラスラできるようになっています。
1周目
1週目は、間違えた問題は隣ページの解説を見ながら進めていって下さい。ここでも、完璧に理解しようとしなくても大丈夫です。それでもまだ時間はかかると思いますが、焦らず進めていきましょう。
解説を見ても全く分からないという場合は教科書を参考にするか先生に聞くようにして下さい。
2周目
「これはやったことあるな。」と思える問題が増えてくると思います。2周目も、1周目と同じようなやり方で進めていきましょう。
この辺りから離脱してしまう受験生も多いです。確かに大変ではあるのですが、逆に言えば他の受験生と差をつけられるチャンスでもあります。「自分は周りとは違うぞ!」と、頑張って解いていきましょう。
3周目
ここまで来ればかなりスムーズに解き進められると思います。わかる問題は解説も見る必要はありません。どんどん解き進めていきましょう。私自身は3時間ほどで1周できるようになっていました。
3,Part2と3も同じやり方で3周ずつ進めていく
Part1が終わったら、Part2を3周、Part3を3周といったように、3周ずつ進めていきましょう。
ここでやめてほしいのが、Part1~3を一気にやって、それを3周するというやり方です。
これでは1周するまでに時間がかかってしまい、やる気が継続しにくくなってしまいます。
必ず、3周終わらせてから、次のPartに進むようにしましょう。
4,Part1~3まで通して完全に定着するまで繰り返す
ここまで来たらあとは自分が満足するまで解きまくってください。
問題を読んだら選択肢を見なくてもパッと答えが浮かんでくるようになれば、完璧に頭に入ったと言って良いでしょう。
私はその状態になるまでに10周はしました。
下の写真は実際に私が使っていたネクステの写真です。カバーはボロボロになってしまったので、外して使っていました。
継続のコツ
ネクステをやるうえで必ず「継続」の難しさに直面すると思います。実際私は何度も挫折しかけました。そこで皆さんに私が実際にやっていたネクステを継続するためのコツを紹介します!
1,一日のノルマを決める
一番ありがちなのが最初に張り切って一日に何十ページも進み、どんどん失速していくパターンです。
それを防ぐために一日のノルマを決めてからやるようにしましょう。
Part1は514問あるので、一週間でやるとしたら、一日約70問解くことになります。私が自分に課していたノルマは
一日約10ページ
です。
長いように感じるかも知れませんが、時間に換算すれば一時間かかるかかからないかといったところです。十分無理ない範囲で進められるかと思います。
2,答えを書くのは選択肢番号だけでOK!
ネクステの問題は殆どが①~④の選択肢から答えを選ぶ形式です。
ここでノートに答えを書くときに選択肢に書かれている英語まで書いてしまうと、最終的に大幅な時間のロスになってしまいますし、途中で面倒くさくなってしまう可能性もあります。
ですので、ノートには番号だけ書いていき、テンポよく解いていくようにしましょう!
まとめ
どうでしたでしょうか。以上が私が受験期に実際にやっていたネクステの使い方です。
キチンと取り組むことができれば文法・語法は完璧と言って大丈夫です!
また、まだ参考書を何にするか迷っているという方も、ネクステは本当に皆さんに紹介したい参考書なので、是非一度手に取ってやってみてください!
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